東方弾幕遊戯?とうほうたまあそび?は、
わりと軽量ルールな(でもサイコロ要求はヘビー級(笑))TRPGでございます。
東方は慣れ親しんでいても、TRPGはやったことが無い、
てか寧ろ何それ?喰えるの?って方や、
初めて挑戦したりする方に向けたサポート記事みたいなものを作成していこうと思います。

TRPG慣れている方は見るのは不要(笑)。

TRPGそのものに関して軽く解説。
TRPGとは「テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム」の略で、
最近流行っているネットゲーム、その中でもMMORPGと呼ばれるもの
(ウルティマオンラインとかラグナロクオンラインとかFF11とかですね)
を仲間内のみでアナログ的にわいわいと遊ぶ感じのゲームです。
「東方弾幕遊戯?とうほうたまあそび?」は、これらTRPGの中の1作品という位置付けになります。
発行元はこちら。通販も受け付けていらっしゃる模様です。
東方に関しては上海アリス幻樂団様の方を参照なさってください。

<必要なもの>
・サーバーにあたる役割の人・ひとり(ゲームマスターと呼びます)、
・それに参加する人・数名(プレイヤーと呼びます)
・トランプ1組
・たくさんのサイコロ(普通の1?6の目がある立方体のヤツです)

ルールブックによると、大体プレイヤー数3名を想定しているようです。
勿論、これより多くても、少なくても問題ないと思いますが、
弾幕ごっこ(戦闘)の難易度にダイレクトに影響しますので、
ゲームマスターのバランス調整裁量に委ねられます。
まぁ、その辺はおいおい。
 

さて、今回はキャラクターメイキングに関してのちょっとしたお話でも。
こういったTRPGをはじめて遊ぶような方の場合は、作成例なども呈示しないとピンとこない方も多いわけで。
そこで今回は自分が以前に使用したキャラクターを例にして、より深くキャラクターメイキングを理解してもらうことにしましょう。
 
 
 
<手始めにキャラクターのイメージを>
手始めに、どのようなキャラクターを作成するか、そのイメージを決めるとスムーズに進みます。
ルールブックにおいても、「2つ名決定表を用いて最初に2つ名をランダム決定しておくと楽」と述べられています。
つまり、「楽園の素敵な巫女」とかといったものをサイコロで決めた後、それにあわせてイメージするわけです。
この方法も有効ですが、今回はちょっと違う方向から最初のイメージを考えてみましょう。
東方弾幕遊戯は、原作ゲームに登場するキャラクターを使用することは推奨されていません。
(既にデータとしてルールブックに掲載されていますし、それを用いる場合でもいろいろとあり、結構熟練者向けだったりもします)
そこで、「自分がこれから作成するキャラクターは、原作のどのキャラクターと一番関係が深いか」を設定することにしてみましょう。
例えば、アリス=マーガトロイドの製作した人形のひとつ、紅魔館のメイドで十六夜咲夜の部下、香霖堂の常連客、などといった設定です。
ここからでも十分なキャラクターイメージを設定することが可能です。寧ろ自分としてはこっちの手法をオススメしておきます。
流石に、一匹狼なキャラクターは無理ですけど(苦笑)。
 
☆作成例☆
私まっつんは、ぶっちゃけると霊夢さん大好きっこです。なので、初めに霊夢さんに絡みやすいキャラクターを作ろうと試みました。彼女は基本的に神社でのんべんだらりと暮らしているので、その態度に小言を言いつつもあくせく動くようなキャラを基本スタイルとして考えたようです。
博麗神社に住まいつつも、そのような行動が出来る設定といえば。。。と、ここで思いついたのが日本の妖怪「座敷わらし」の存在。うん、これなら歴代博麗巫女をお世話しつつ、神社を守る補佐をしているという立ち回りができそうです。
外見は先代以前の博麗巫女ゆかりのものを数点身につけているとし、巫女服+眼鏡+ポニテあたりで設定。きっと次代博麗巫女を世話するときには頭にあのリボンをつけているでしょう。
霊夢の性格と絡みやすいように、小言を漏らす感じの性格としました。・・・あれれ?なんか白玉楼の二人を想像しちゃいますね。まぁいいか。これもこれで。
 
 
 
<パーソナリティデータの設定>
名前や、携帯武器の形状といったような細かい設定を決定します。
この項目は後回しにするのも便利ですが、この段階で設定すると、本作品の一番のキモである、「スペルカード自作ルール」へのイメージをより固めやすくする利点もあります。勿論、人によっては逆順の方がやりやすいっていう方もいるでしょう。
 
☆作成例☆
・キャラクターの名前
座敷わらしにちなんだ名前がないかなーと考えると、思い当たったのが「座敷わらしのすむ旅館」として有名な緑風荘。そのままなのもアレですので、緑→翠として翠風(すいふう)と命名。歴代博麗巫女に仕えている割には少々引っかかる名前かもしれませんが、まぁそこはそれ。
・キャラクターの二つ名
「博麗神社の影の責任者」。といっても結局は霊夢さんに弄られるわけですが。
・キャラクターのガッツ
無条件で3点。
・携帯武器
掃除系キャラですし、「はたき」としておきます。
・所持品
基本設定にもあるとおり、眼鏡で。
・身体的特徴&パーソナリティ
黒髪のポニーテール。外見は座敷わらしっぽく10歳前後。巫女服・眼鏡。歴代博麗巫女の補佐を行っているが、今代の博麗巫女はその日暮らしな適当っぷりを発揮するため、小言がわりと多い。でもなんだかんだで家事補佐なども行う。
 
 
 
<能力値の設定>
能力値の設定を行います。本作品では、判定はトランプを用い、そのスート(マーク)に応じた能力値を用います。
そのため、各自が高めに設定した能力値に関わるスートを、終盤の弾幕ごっこに備えて保持しておくという状況がごく当たり前に発生します。一番高く設定する能力値が、プレイヤー同士で被ってしまわないようにしておくと、ちょっと便利です。
それを除けば、自分のイメージしているキャラクターにあわせて設定すれば問題ありません。

☆作成例☆
あんま威厳は無さそうだし、永いこと補佐しているから智恵はありそう。なので、
妖力5・直感2・智恵7・威厳1
 
 
 
<着替えの設定>
能力値は、最初の設定で完全に固定ですが、着替えによる能力値補正は、その都度変更可能になっています。まぁそこまで大きな差でもないので、やはりキャラクターのイメージに添って、サクっと設定しちゃいましょう。

☆作成例☆
着るものは、前述の設定により「巫女服」。巫女服なので和服扱い、生地は厚くて少なめ(霊夢とは違ってごくごく一般的なシンプル巫女服を着ている)。結果、最終的な能力値は、
妖力7・直感2・智恵9・威厳2
 
 
 
<属性・種族の設定>
属性設定に関しては、強弱関係の考慮とかも考えるのが最適なのですが(これに関しては後々纏める予定)、イメージ優先で全然問題ないです。
種族に関しても、設定したキャラクターイメージにあわせてやればOKOK。

☆作成例☆
・設定属性
五行思想にのっとって考えると、
緑・風・春という性質も併せ持つ「木属性」が最適と思われるのでこれに決定。
・種族
考えるまでも無く「妖怪」。
 
 
 
<スキルの設定>
スキルは、キャラクターのイメージに添ったものを各種設定するだけでOKです。
既存キャラクターに絡んでいるイメージ設定を行っている場合、そのキャラクターとの「関係」を持つのも重要です。
 
☆作成例☆
妖怪ですので、自動取得スキルとして「空歩き」「関係:○○」のふたつです。関係の対象は勿論博麗霊夢となりますね。
そして、他の基本設定と照らし合わせて4つを増やし、結果最終的に以下の6つを設定しました。
空歩き
関係:博麗霊夢
家事
苦労人
空間知覚(建物内限定で、何処に何(誰)があるのかを察知できる)
明治の遊び
 
 
 
<スペルカード>
スペルカードの設定は、そのままキャラクターの役回りを設定するのにも向いています。
参加者全員で相談して、攻撃担当、支援担当、妨害担当の役回りを決めて、それに基づいたスペルカードを設定するのもオススメです。
シナリオの流れで孤軍奮闘する羽目になった場合等への備えもあれば便利ではありますが。
この辺に関しては、また後日の記事で纏めようと思います。
 
☆作成例☆
基本的な設定にもあるとおり、他者の補佐的な立場をスペルカード構成でも表現しちゃいましょう。

洗浄「心機一転」(使用コスト:15)
周りの空気を洗浄し、味方にとって快適な空間を形成する。
「澄んだ空気は、より快適な環境を生み出すものですわ。」
木属性:支援スペカ:通常タイミング
1ラウンド持続:2体に効果
効果:ダイス+4、達成値+2
コスト計算=2(1ラウンド持続)+5(対象2名)+4(ダイス+4)+6(達成値+2)
スペカ属性が使用者属性と同じ木属性なので合計17コストとなります。

整頓「歪み無き此方」(使用コスト:10)
放たれる散らばれし弾幕を規則的に収束させる。
「散らかっているものを整理するのだけは、あなたと年季が違いますよ?」
光属性:対抗妨害スペカ:対抗タイミング
一瞬:1体のみに効果
効果:ダイス?5
コスト計算=10(ダイス?5)

涼風「一筋の道標」 (使用コスト:5)
嵐の中央を吹き抜ける一筋の道標。脅威に晒されながらも、そこに一筋の光明を見出す。
「荒事は苦手ですが、最良の環境作りならお任せあれ。」
木属性:対抗支援スペカ:対抗タイミング
一瞬:1体のみに効果
効果:ダイス+7
コスト計算=7(ダイス+7)
スペカ属性が使用者属性と同じ木属性なので合計7コストとなります。
 
 
 
さて、如何でしょうか?
わりと簡単なルールですので、苦にはならないと思いますが、
これが貴方の東方弾幕遊戯への活用源となりますことを願いまして。

次回はまた気が向いたら?(こら

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